進路に悩んでいる高専生にも悩んでいない高専生にも

海外編入者による、米国大のお金の話

こんにちは。高専から海外大学へ編入した玉谷です。
これまでにも高専卒の海外大生というテーマについて記事を書いています。
海外で勉強する事に興味がある学生は、これまでの記事も是非、目を通してみてください。


執筆者:玉谷瑛祐(タマタニエイスケ)
2017年3月に石川高専の電気工学科を卒業
卒業後はアメリカの大学へ進学
現在は米国ネブラスカ州立大学オマハ校ITイノベーション学部在籍

新しい事を始める時は、分からない事が多くて、興味はあるのに一歩踏み出す事ができない事あるのではないでしょうか。

今でこそ留学は一般的になり、大学では交換留学などで多くの学生が海外経験を持つようになりました。

しかし、高専生の間ではどうでしょう。
僕自身、不安だった事、渡米して初めてわかった事、たくさんあります。
その中でも、今回は留学を真剣に考える学生にとって最大のボトルネック、お金の話をしようと思います。
ネットで見つけた情報も引用していますが、僕の例も使っています。
あくまで参考として読んでいただきたいと思っています。

学費

まず触れるのは、留学において最大のコストを生み出す学費についてです。

アメリカにも日本と同じように公立 (Public)と私立 (Private) の大学があり、多くの法やルールは州に依存します。
公立 (州立) 大学に限って、その州の住人に適応されるin-state tuitionとそれ以外の人に適応されるout-of-state tuitionの2種類があります。
in-stateの方が圧倒的に安いのですが、適応されるための条件がいくつかあり、それも州や大学によって異なるようです。一般的には入学届けを出す前に、その州に2、3年住んでいる事や、その州の高校を卒業している事が条件になるようです。

アメリカの大学の学費について調べてまとめたレポートがあったのでそれを引用させていただくと、

  Public (in-state) Public (out-of-state) Private
学費 $9,970 $25,620 $34,740
施設 $10,800 $10,800 $12,210
教科書など $1,250 $1,250 $1,220
交通費 $1,170 $1,170 $1,030
その他 $2,100 $2,100 $1,700
合計 $25,290 $40,940 $50,900

(https://www.valuepenguin.com/student-loans/average-cost-of-college)

と、なっています。

ご覧の通り、基本の学費が現地の学生に比べてどうしても高くなってしまいます。
僕の大学 (州立) だと表に書かれている金額よりも低いですが、学校の施設や授業内容、先生達に対する不満はないです。

日本国内、もしくは他の国の大学と迷っている学生は調べて比較してみてください。

上の数字はあくまでも平均で、大学によって大きく異なる事があります。学費に関しては、大学のホームページにも載っているので、行きたい大学が決まっている場合は直接調べてみましょう。

生活費/食費

家賃や寮費などは、地域によって大きく変わってくると思います。

僕は今、ルームメイト3人と一軒家をシェアしているのですが、毎月発生するお金は、WiFi、光熱費込みで約$580で、平均的な価格だと思います。
以前は寮に住んでいましたがその時もほぼ同じくらいの値段でした。ちなみに僕が住んでいた寮は、大学内に5種類ほどある内の最も安い寮です。
1番新しい寮は毎月$700程かかります。

僕の家から学校までは徒歩なので交通費にお金をかける事はありませんし、寮も学内にあるので、寮に住んでいる学生も同じです。

また、車を所持していませんが、少々不便ではあるものの、UberやLyftのライドシェアがあるので移動に困ってはいません。車に関しては、ルームメイトにもたくさんお世話になっています。

食費に関して、特別な事はあまりないと思います。
大学にはカフェテリアがあり、毎食そこで食べている学生もいれば自炊している学生もいます。
僕の大学のカフェテリアはビュッフェ式で、1学期 (4カ月) で $1,800となっています。
ちなみに僕は自炊をしていて、毎月の食費は $200くらいでしょうか。

その他費用

コンスタントに必要となるお金は、学費や生活費くらいです。
その他にパスポートやビザの所得、保険などにお金がかかりますし、車を持ちたい場合はさらにお金がかかります。

また、留学エージェントを通して留学する場合は、その手数料などに多額の料金が必要となります。
大学や学部によってかかる費用は変わるので一概には言えないのですが、僕の例や平均値を見て、それでも行ってみたいと思う学生はどんどん調べて、進んでいってほしいです。

それだけのお金を出して行く価値あった?

学費だけ見てもやっぱり高いし、日本とアメリカ往復しようと思ったら毎回15万円くらいはかかるし、正直お金かかります。

それでも答えは二つ返事で Yes。

経験や体験の良し悪しは比較できず、値段をつける事はできませんが、アメリカの大学に来て本当によかったと思っています。
日本にはない環境、できない経験が必ずあります。
おまけに英語も話せるようになります。
環境や文化に馴染めないという事が起きる可能性はもちろんゼロではないし、ホームシックになることもあるでしょう。

それでも、行けばよかったと後悔するより、良くないですか?

まとめ

この記事ではパッと思いつく大きな違いを4つ紹介しましたが、まだまだ色々な違いがあります。それらも、今後の記事で紹介します。

また、学校のシステムは国によっても大きく異なるので、どんな違いがあるのかはしっかりと理解した方が良いと思います。その違いから生まれるメリット、デメリット、両方あるはずなので。

これまでの記事でも書いてきましが、僕は本当に海外大へ進学してよかったと思っているので、そういう決断をする高専生が増えて欲しいと思っています。

そんな学生たちが少しでも決断をしやすいように色々な情報をこれからも提供していきます。

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