進路に悩んでいる高専生にも悩んでいない高専生にも

高専卒業してアメリカの大学に進学した学生がそろそろ卒業する話

前回記事から時間が空いてしまいました。。。
どうも、現在アメリカの大学に通う玉谷です。

僕が高専を卒業し、渡米してから約2年半が経ち、卒業まで残すところ約半年です。

「あれ?3年で卒業?」と思った人はこの記事を読んでみてください。アメリカの大学のシステムについて簡単に説明しています。

海外行きたいけどどうすればいいか分からん!アメリカの大学に入学決まったけど少し不安!なんて思っていた頃が既に懐かしい。振り返ってみるとやはり早い。

今回はこの場を借りて今思う事を書いていこうと思います。高専卒業して海外大へ進学した学生が卒業を控えて何を思うか。気になる人は読んでね。

海外≠必ずやるべき事

色々な人が海外へ出ろ、英語は必要だ、と言うし。僕の高専には、「英語ができる高専生」的なタイトルのポスターがたくさん貼られていた(ような気がする)。

確かに、海外に出て、得たものは多いし、僕が今、現役の高専生だったとしても、必ず同じ選択をするはずです。でも、僕は海外経験が必ず必要な物だとは思いません。留学するより大切な事は、とにかく何かする事だと思います。すごくフワフワした表現で、伝わりにくいかもしれませんが、この高専マガジンでインタビューされている方々が何かに情熱を注ぐように、この高専マガジンを立ち上げた大久保和樹くんの様に、しなくても良い何かをする事ってものすごく大切なんだなと思っています。(この表現を不快に感じるインタビュイーの方がいたらすみません。)

日本はすごくいい国で、日本人に産まれた事自体が人生の大きなアドバンテージ。何も考えなくても、毎日12時間寝ても、少しバイトさえすれば、美味しいご飯が毎日食べられる。だからこそ、エクストラがすごく大切。ルールさえ守って、周りの人に迷惑をかけなければ、その形は本当に何でも良くて、プログラミングでも、アイドルの追っかけでも、SNSでも。自分が何にハマるかは、それまでの人生経験や偶然によって決まるし、僕の場合はそれが海外進学という形で出ただけ。

大切なのはベクトルの向きじゃなくて、しっかり自分のベクトルを持つ事とその大きさ。もちろん生き方に正解はないし、人生に良し悪しはないし、そんな事考えるべきじゃないのかもしれないけど、僕は、本気で何かに取り組んでいる人は年齢、性別、国籍関係なく心から尊敬します。

違う意見がある事は知っているし、自分が思う事を信じて、全く迷いがなく常に楽しそう、そういう人間が僕の周りには多くて、彼らの事も本当に尊敬しています。

ここで書いた事は、僕個人の意見なので、こういう意見もあるんだな、とフラットに受け止めてくれたら嬉しいです。

もちろん海外へ行きたいと考えている学生がいるなら、全力で背中を押したいです。そんなに難しい事じゃないです。行きたい/行きたくないは別にして、僕の高専時代の同級生42人中35人くらいは、「玉谷で出来たなら、俺も出来る」って思うはず。

英語使える様になってよかった

シンプルにそう思います。最も英語を使える恩恵を受ける時は、情報へアクセスする時です。特にプログラミングをしていると、現在日本語だけでもかなりの量のリソースがありますが、英語が読めるとその幅が何倍にも広がります。僕は個人的にコーヒーが大好きなのですが、コーヒーはテックほど情報が流れず、英語でないとアクセス出来ない情報がまだまだたくさんあります。コーヒーに関するポッドキャストは英語のものがほとんど。

日本語を話す人口が約1億3千万人と言われているのに対し、英語は11 億。英語が話せると、より多くの人とコミュニケーションをとることが出来ます。それに、色々な国の友達ができました。前の寮のルームメイトが、イタリア人、ドイツ人、スウェーデン人と、みんなそれぞれ違う国から来ていたのですが、英語でコミュニケーションが取れるからできた友達です。3人とも本当にいいヤツ。

他の国の人と話せるからこそ見えた世界もたくさんあります。宗教、人種、政治など、これまで話してこなかったトピックについて話す機会、たくさんありました。ぼく以外全員アメリカ人の授業で、第二次世界大戦の話になってなんか超気まずい。そんな事もありました。国際ニュースが他人事じゃなくなりました。アメリカに来て、英語話せる様になったからこそ起きた変化、本当にたくさんあります。

留学生活を振り返ってみて

毎日充実感に溢れていた。

楽しかった。

たまにキツかった。

来てよかった。

以上。

これからの人生について

海外進学を考える高専生にとって、海外大卒業した人ってどうなるんだろうって気になると思いますが、僕は普通に日本で就職します(と思います)。

あと少しで僕の学生生活が終わり、これから社会人になります。やりたい事、大層な事ではないし、少しぼんやりもしているけど、あります。それをいつ、どういう形でやる事になるかはまだ分かりませんが、これからは、そこを見て生きていこうと思っています。

ゴールを目指すという意味で、海外に出た事で最初の一歩目の選択肢は格段に増えました。なぜなら、就活で、海外に行くという事自体が 多少 は評価され、そこで”身に付くスキル”も評価されるからです。就活のためだけに学生生活を注ぐ学生。逆に就活を全否定する学生。就活してみて、色々な学生に会いましたが、どの選択肢も正解でも不正解でもないんだと感じました。ただ、選択肢が多い事はアドバンテージになり得ます。

進路を決める際には、その先に何があるのかをじっくり考えると良いのだと思います。迷ったら色々な人に話を聞いて、情報のピースをかき集めましょう。直感と考える事、両方が大切です。

僕はとにかく、人生を楽しむため、より豊かにするために、人生のエクストラワークに全力を尽くしていこうと思います。

まとめ

サッと今頭に浮かんだ事を書いてみました。僕が高専生の時に、海外進学するにあたって欲しかった情報って、単位変換とお金に関することだけだった様な気がします。言語レベルの事もよく聞かれますが、なんとかなります。他にどんな事が知りたいですか?

質問あれば何でも答えます。

ラインしてください。


前回までの玉谷さんのコラムはこちらからご覧いただけます。

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