進路に悩んでいる高専生にも悩んでいない高専生にも

【最終回】高専からアメリカの大学に編入した話。

こちらの記事は、海外編入者による連載記事の最終回です。
ぜひ以前の記事も合わせてどうぞ!

連載記事一覧はこちらから。前回の記事は以下からお願いします。


卒業しました!!

お久しぶりです。
世界中のどこにいても安心できない日々が続いていますが,皆さん,これからも気をつけてお過ごしください。


さて,私ごとではありますが,大学を卒業しました。
今季の卒業生がたった12人の小さい学部ですが,”Outstanding Major Honoree”という賞をもらい,首席卒業ということになりました!!
2017年に高専を卒業してから,学部を変更したこともあり,3年間大学に通いました。

これから,海外の大学へ編入したいと思っている高専生の刺激になれば良いなと思いながら,今は書いています。

コロナの影響

まず,最初に影響が出たのは春休みです。3月下旬に予定していた春休みが1週間ほど長くなりました。この期間は,全ての授業をオンラインに切り替えるための準備期間として設けられました。その春休みが明けると,登校は禁止となり,研究室やジムも含めたほぼ全ての施設へのアクセスが禁止となりました。
この時点で,大半の留学生がそれぞれの出身国へ帰国し,その国から授業を受けていました。

元々,大学ではオンラインの授業があったり,全ての授業が Canvas (https://canvas.hull.ac.uk/courses/423/pages/canvas) というサービスで管理されていたこともあり,特に問題はなく,全ての授業がオンラインに切り替わりました。オンライン授業の形式はzoomか,レコードされたクラスを見て,課題をやるかのどちらかです。実際に僕が今学期履修していた5つの授業のうち2つが元々オンラインでした。

寮は,スペースを作るために,家賃の返金を行うなどして,寮から学生が少なくなるようにしていました。4月になると,強制退寮をさせられる寮もあり,その寮は,治療施設として使われていました。

あとは卒業式がなくなったくらいですかね。

ほんの少し就活の話

僕は高専卒業時,周りに比べて,何も抜き出ていた物がなかったので,当時の自分からは想像もつかないくらい選択肢が広がりました。

個人的に,企業によっては,高専と海外大を卒業しているという点を,ある程度評価されたという感覚もありました。

アメリカの田舎に留学してみて

僕の大学がある場所はネブラスカ州のオマハという街です。

日本にいる大体の人は知らない街で,もし,知っている人がいるならそれはきっと,ウォーレン・バフェットやバークシャーのおかげ。アメリカ留学するなら,LAやNYがいいと思っている方も多いのでは?
シェイクシャックもないし,日本からオマハへ行くには,アメリカ国内で必ず乗り換えが必要になります。そんな街でもオマハへ行って良かったと今は思っています。

理由はいくつかありますが,まず,生活費が安いです。家賃もすごく安いし,借りられる家がすごく広いです。土地が有り余っているので。歩いているだけで空の広さを感じる事ができました。田舎である証拠ですね。

娯楽施設やショッピングセンターも少ないので,遊ぶ場所はあまりないです。その分,誘惑も少ないし,勉強に集中できる環境でした。オマハに限らず,田舎に留学する大きなメリットの一つだと思います。 そして,比較的治安が良かったです。アメリカなので発砲事件などはたまにありましたが,大都市に比べると少ないです。生活していて,身の危険を感じたことは一度もありませんでした。

少しでも,海外に出たい気持ちがある人へ

誰かが言っていた,“成功はアート。再現性はない。”

これには,すごく共感するし,僕自身も,正解の道を選ぶより,選んだ道を正解にする方が大切だと思う。そもそも正解の道なんてものはないけれど。
だから,こういう意見もある。くらいの気持ちで聞いてほしいです。

少しでも,海外に出たい気持ちがあるのなら,絶対に行ってみてほしい。

英語を学ぶためでも,就活で有利になるためでもない。

別の世界があるから。

そこでしか,感じることの出来ない事があるから。

僕はその世界を感じることができて本当に良かったと思っているので,行きたいと思っている人の背中を押したいです。
もし,進路に迷っても,僕も含めて,誰かが言ったことを鵜呑みにせず,情報のピースとして集め,そこからしっかりと自分の決断をしてください。

最後に

これをもって,僕のコラムを終了させていただきます。

更新頻度もバラバラで,たったの7本しか書いていませんが,読んでいただいた皆さん,ありがとうございます。僕の記事が,少しでも読んでくれた方の為になったのであれば嬉しいです。

また,僕に発信の機会を与えてくれた,高専マガジンの皆さん,ありがとうございます。これからも頑張ってください。

前回の記事にLINE のQRコードを載せてから,10人ほど,僕に直接連絡をしてくれています。僕でよければ,何でも答えるので,気になる事があればなんでも聞いてください。


皆さんの活躍を祈っています!


海外に興味をお持ちの方は、玉谷さんのこれまでの記事もご覧ください!

こちらは連載の第一回目です。

執筆:玉谷瑛祐
編集:大久保和樹

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