


【イベントレポート】高専キャラバンの1日目に参加してみた。

高専生限定ハッカソン「TwoGate DevCamp 2020 Spring」の潜入レポート!

PR Prossell
高専マガジンメンバーで、プロッセル主催「ONLINE INTERN CONTEST 2020」(通称、オンコン)に参加してきました。
今回はこの「オンコン」がどういったイベントだったのか、実際に参加してみて感じたことやスケジュールをまとめていきます!
本当に参加してよかったと思えるものでしたので、ぜひ最後まで読んでください!!
また、最後に次のオンコン「Online Intern Contest 2020 #2」の情報もありますので、興味のある人は要チェックです!早く知りたいという人はこちらからどうぞ!
ビジネスコンテストといえば、最終的に出した案や発表について評価されることが普通ですが、このオンコンでは、最終結果に至るまでのプロセスも評価対象です。なので、スケジュールに沿ってコツコツと活動できているかも大切になってきます。
また既存のビジネスコンテストではありえない、「すべてオンラインで完結する」ということが一番の特徴なのですが、オンラインで活動するうえでどういったツールを使ったのかを説明していきます。
基本、チャットはslackを使います。参加が決まったら、運営からslackに招待されます。そこで様々な説明やルールの確認が行われました。またチームごとにチャンネルが作られるので、そこでチャットをしていろいろ決めていきます。またslackでは音声通話をすることができるので、ミーティングをしたいときはそれも使えます。
タスク管理はTrelloを使います。ここに運営が用意した課題が置かれているので、それをスケジュールに沿ってこなしていくといった形になります。
またオンラインであればどんなツールを使ってもかまわないそうなので、私たちはミーティングの時はLINE通話を使用していました。
ですが、プロセス評価は運営が管理しているslackとTrelloのみで行われるので、議事録などはslack上に残しておく必要があります。
こういったツールを使うことで、協力してくださっている企業の方も参加しやすくなるため、企業の方との距離が近いのも特徴です。企業の方と関われる機会は、学生にとって貴重なので、積極的にしゃべっちゃいましょう。
まず、オンコンのスケジュールは以下の通りでした。
12/11~1/11 参加応募期間
1/14 オンコンスタート
1/14~1/20 Week1:アイスブレーク、本質的課題の確認
1/21~1/27 Week2 アイデア出し
1/28~2/3 Week3 解決策の提示
2/4~2/10 Week4 中間発表(動画の提出)、フィードバック
2/11~2/24 Week5,6 事業計画、資金計画の作成
2/25~3/2 Week7 最終発表準備、事業計画作成
期間は7週間と長く、具体的な活動時間が決められていないことが特徴です。
また、この活動はオンラインで完結しており、実際に会うことなく全てのプログラムをこなしていきます。
チームは3人で組みます。なので1人でエントリーした人は、運営の方が調整してくれて、ほかにエントリーした方と3人組を組みます。
1/12日、参加者のslackへの招待が始まりました。そしてKickoffは14日の予定でしたが、いろいろあって15日からのスタートとなりました。
ここからチームを決めるために、今回のオンコンで取り組むテーマを決定していきます。今回のテーマは3つあり、それぞれ協賛企業からの提供となっています。
選んだテーマに沿ってチームが組まれます。
僕は「モバイルアプリの実利用データを用いた新規事業を提案せよ」というテーマを選択しました。
オンコンが始まります。
まずチーム内で自己紹介等を行い、アイスブレークをします。僕のチームはもともと知り合いでしたが、自己紹介とオンライン上での雑談を行いました。
ここで、チーム名とリーダー、そしてチーム内の3つのルールを決めます。ちなみに僕たちのルールは、
といったものでした。自分で言うのもなんですが、なかなかいいルールだと思います。
オンラインでやる以上、相手のことをよく知って、いい意味で仲良くなる必要があると思うので、一番大切なことなのではないかと思います。
その次に本質的課題の確認を行います。具体的には、
を行います。
またこれを考えたうえで、企業の方に質問を送ります。課題を考えてみると、わからないところがいっぱい出てきます。それをすぐにslackで聞けるので、僕みたいにビジコンが初めてだという人にも優しいですね。
Week1で課題の確認を行いました。そこからその課題を解決するためにアイデアを出していきます。
具体的には、
これをチーム内で行い、とにかく多くの案を出していきます。
正直、解決策を考えることは難しいことなのですが、「こうすればいいんじゃないか?」と思考をめぐらせている時間はとても楽しいものでした。
さて、ここから本格的にアイデアを磨いていくことになります。
Week2で出し合ったアイデアの中から、1つのアイデアまで絞り込みます。
アイデアを見ながら、あーでもないこーでもないと電話で議論を行いました。
テーマに沿った課題を一つ決定し、それに対しての解決策も一つに決めます。自分たちの頭で考えるだけでなく、それが社会的に必要かどうか、いろんなリサーチを行って決めます。僕たちの場合は、類似サービスを調べたり、SNSでその課題について投稿している人の意見を集めてみたりしました。
そして一つに決まれば、ついにWeek4の中間発表です。
中間発表は、3分間の動画を作成して提出するといったものです。僕が動画での発表を行ったのですが、動画は実際の発表とはまた違った緊張感がありました。
その中間発表を企業の方が確認してくれて、フィードバックをもらいます。さすがは企業の方、前線でいつも働かれているだけあって、僕たちが考えもつかなかったような指摘や、説得力が足りない点等を具体的にフィードバックしていただきました。
このオンコンの良い点は、具体的な話を企業の方とできる点だと思いました。
やはり実際に働いている人からの意見は、学生の視点とは違います。そういった話を細かく聞くことで、アイデアをいろんな方向から見つめなおすことができました。
Week4でもらったフィードバックをもとに、事業計画をさらに練っていきます。ここではお金の回り方や、どういった人が使うのか、またそのためにはどういったところを売りにしていけばいいのか等、これまでよりビジネスに近づいた議論を行っていきます。
これで決まりだ!と思っていたことでも、視点を変えてみると、意外なところに問題点があったりします。そういった点をつぶしていくように、チームで議論していきます。
そしてビジネスモデルを考えていくうえで、運営から課題として与えられたのが、「リーンキャンバスを埋めてみよう」というものでした。
僕はリーンキャンバスを知らなかったのですが、以下のもののようです。
リーンキャンバスとは、ビジネスモデルを構築するために使われるもので、 いわゆるフレームワークの一種です。自分が考えている事業に対して、9個の質問に答えることでさらに考えを深めていきます。
詳細はこちらから。
このリーンキャンバスをベースにして議論を進めていきます。
こういったフレームワークがあると、スムーズに議論ができるというのは新たな発見でした。
さて、オンコン最終週です。
最終週は、最終発表に向けた準備がメインとなります。
これまで練ってきたアイデアやリーンキャンバスをもとに、最終発表用の資料を作成したり、事業計画書を作成しました。
最終発表ももちろんオンラインで行います。ツールはZOOMを使いました。
時間は発表7分+質問です。
発表は僕ではなく、チームメイトが行いました。オンラインで発表することも経験したことがなかったので、見ている身でも緊張しました。
発表後は達成感がありました。7週間走り抜けられた喜びと、チームメイトと深めることができた仲を感じて、ラインでお疲れ様!と言い合ったことを覚えています。
ここから、発表とそれに至るまでのプロセスをもとにしての審査が始まります。僕たちがすることはもう何も無いので、ただただいい結果を願っていました。
もともと表彰式は新潟県長岡市のNaDecBASEというインキュベーション施設で行われる予定だったのですが、憎き新型コロナウイルスの影響で、オンラインで行うことになりました。
賞は、協賛企業の賞が3つと最優秀賞があって、賞金がそれぞれ50,000円と100,000円です。僕たちはありがたいことに、協賛企業賞の一つである、プロッセル賞を頂くことができました!
7週間のオンコンを通して感じたことをまとめていきます。
まず、参加してよかった!と感じています。
最初はオンラインで参加するということはコミュニケーションが大変だろうなと思っていました。実際それは大変で、チームによってはうまくいっていないところもあったと聞きました。ですがそれも含め、学びだと思います。僕たちはうまくいっていた方ですが、チャットだけでは感情が伝わらなかったり、通話会議だと、時間を合わせることが大変だったりといろいろな問題にもぶつかりました。ですが、オンラインで完結することのメリットも多くありました。場所を限らずに会議ができたり、チャットで物事を正確に伝える練習にもなりました。
今の新型コロナウイルスの影響で、テレワークやリモート出勤が注目されている中、これからの働き方として、オンラインで仕事をするというのは必須のスキルなのかなと思います。
オンコンを通して、オンラインで仕事をすることの難しさとともに、便利さを体感することができました。
結果的にですが、表彰式までオンラインで行うことになったので、地元の三重を離れることなく最後まで活動することができました。
オンコンの主なメリットをまとめると、
です。
実際に参加してみて、これらすべてを体感することができました。
ここで得られた経験を、これからの自分の活動に活かしていきます。
なんと、次回のオンコンが開催決定しました!!!
その名も、「Online Intern Contest 2020 #2」です!
ここからはその詳細について説明していきます!
開催期間は4月の17~24日です。今回のオンコンとは違い、一週間と短期なので、幅広い期間が取れない学生でも参加しやすくなっています。
最近は新型コロナウイルスの影響で外出もできないと思います。なのでオンラインで完結するこのオンコンは、まさにうってつけのイベントです。
特にコロナの影響でまだ内定が無い学生、22卒でインターンが不安な学生、GW明けまで学校がなくて不安な学生には、こんなチャンスはないと思います。
次にオンコンを運営しているProssell代表の横山様から、メッセージをご紹介します。
今、世界では新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) が流行し、経済に大きな影響が出ています。外出自粛の中、学校もバイトも休みでなにをやればいいか分からないって思っている学生も多いのではないでしょうか。コロナが流行している今の社会だからこそ「アフターコロナ」「ウィズコロナ」について考えませんか?
“Online Intern Contest 2020 #2” では、完全オンラインで全国の学生と協力してコロナ対策に取り組めます! 第二回となる今回は高校生の参加もOKです! 前回のオンコンに参加していただいた学生も、今まで学外活動に取り組んだことのない学生も、社会のピンチを自分のチャンスに変えましょう!
今回参加してみて、よかったと思うことばかりでしたので、興味がある方はぜひ参加を検討してみてください!
新型コロナが不安な時期ですが、この不安をチャンスに変えちゃいましょう!
詳細はこちらからどうぞ。
協賛・協力:Prossell
執筆:若林拓海
編集:大久保和樹